中国の大手建設機械メーカー(世界第3位)、XCMGが100台のダンプカーを納車したそうです。内モンゴル自治州内の鉱山近辺の建設に活用されるそうです。いっきに100台というところが、勢いを感じさせますね。ちなみに、XCMGが国鸿氢能社と交わしている契約では残るところ900台の合計1000台だとか・・・。

創業10年目を迎えた、中国の北京億華通科技股份有限公司(SinoHytec)は、中国の燃料電池システムメーカーで水素燃料電池のスタックを製造している会社です。そんなSinoHytecが中国のバスメーカーである宇通客車(YUTONG)500台分の燃料電池(必要部品含む)を来年いっぱいかけて納品する、という話題も入ってきています。

一気に受注数を伸ばせる、というのは羨ましい話ですし、物事を動かす大きなモメンタムになります。今でこそ“市民権”を得たハイブリッド車ですが、かつては売るほどに赤字になる、と噂されていました。数がさばければ、コストが抑えられる。コストが抑えられてメリットが感じられれば、普及につながる、というのは今も昔も変わりません。

そういう意味で、電気自動車のコストも下がるはず・・・、だったのですが、電池の価格が上昇する一方の今、燃料電池の追い上げを応援したくなります。なお、SinoHytecはトヨタ自動車と出資比率50:50のJV(2021年3月発表)を立ち上げている先で、2023年から年産3000機の燃料電池ユニットを目指しているとか。

ところで2022年、全自動車メーカーによって新型車(マイナーチェンジ含まず)として発表された「普通乗用車」は131モデルで、そのうち実に47%は中国ブランドだったそうです。自動車メーカーの数、多いですからね、中国は。消費者の数が多く、目覚ましい経済発展を遂げている中国の勢いは、しばらく続きそうです。