「ドバイでは、2027年から電動タクシーだけが道路を走ることになる」
これは、2017年にドバイの道路交通局(RTA)が打ち出した計画です。そして当時、道路交通局は2021年までに50パーセントのハイブリッド車を導入するという目標を掲げていました。いわゆる中間発表として、現状がこのたび発表されたのですが、順調です。
計画発表から丸5年が経過した現在、ドバイのタクシー1万1371台のうち72%がハイブリッド車になったそうです。
残りの28%の車両も2027年までに電動化されることになっておりハイブリッド車に加え、バッテリー(BEV)や水素(燃料電池、水素燃焼)を利用したタクシーとなる見込みです。当局は、これらを「環境にやさしい車」という言葉でくくっています。
ドバイ・タクシー・コーポレーション(DTC)とフランチャイズで運営されているタクシーの両方が、電動化計画に拘束されています。ドバイ・タクシー・コーポレーションは現在、市内で最も多くの「環境に優しい車両」を保有していると言われており、そのうちの34%がハイブリッド車です。そして、カーズ・タクシー、ナショナル・タクシー、アラビア・タクシー、メトロ・タクシーが続いています。
なお、ドバイ・タクシー・コーポレーション・・・、凄いです。なんでしょうね、自らの首を絞めていそうな気がしてなりませんが・・・、カーシェアリングまで手を出しています。全ては環境のために、なんでしょう。
現在、ドバイではタクシーが大きな役割を果たしている。人口300万人に対し、約1万1400台のタクシーが走っています。タクシーの完全電化は、ドバイ最高エネルギー評議会、グリーン・エコノミー・イニシアティブ、およびドバイ政府が包括的な環境持続可能性に戦略的に重点を置いている要件なんだそうです。日本全国で見ると色々、条件が違うので・・・、東京都を例に見て見ると、こっそり、ひっそり、タクシーの電動化を推し進めていますね。
ドバイは観光客の呼び込みが重要課題の一つなので、色々な規制緩和で世界の面白いものを誘致しています。その一つで気になるものが、eVTOL(垂直離着陸機)です。どこよりも早く、タクシーサービスを提供するんじゃないでしょうか?