昨日、不思議なニュースに遭遇しました。一斉にテレビのニュースで取り上げられた話題が、日本のトラックメーカー各社による、バッテリー交換ステーションへの取り組み、でした。たしかに最近、中国では流行っているらしく、バッテリー交換ステーションも順調に拡大している、と伝え聞きます。
「バッテリー交換ステーション」って言葉を耳にして、即座に思い浮かべるのが破綻した「ベタープレイス」でしょう。某自動車メーカーは、全国のコンビニエンスストアでバッテリー交換ステーションを設置する、なんてことを検討したとか、しなかったとか・・・。
テスラも、かつてはバッテリー交換ステーションに取り組む!って大々的に発表していたものですが・・・、最近、めっきり耳にしません。
っで、NHKをはじめ、日本のマスコミが伝えたのはいすゞ自動車によるバッテリー交換ステーションへの取り組みでした。それ自体、面白い取り組みだとは思うのですが、いすゞ自動車がこの話題を発表したのは10月のことでした。併せて三菱ふそう・トラック・バスによるAMPLE社(アメリカ)とのバッテリー交換ステーション運用の実証実験も取り上げられていましたが・・・、この話題は7月に発表されたものでした。
なぜ、このタイミングで取り上げられたのか、ヒジョーに気になっています。単に報じる話題が少なかったのでしょうか?そして、誰も触れないので、あえて声を大にして言いたいのですが・・・、バッテリー交換ステーションって昭和52年に日本では取り組まれていたのです。
バッテリーの大きさが違う、バッテリーの種類が違う、というご指摘はごもっともですが「バッテリー交換ステーション」というコンセプトは、こんなに昔から日本に存在していたにも関わらず、具現化しなかったことに興味を抱く次第です。
いすゞ自動車、三菱ふそう・トラック・バスによる小型トラックのバッテリー交換ステーションの話題、引き続き注目していこうと思います。