世界初の水素レース・シリーズが開発において重要な節目を達成しました。Extreme Hの「パイオニア25」レースカーが、FIAのシャシー衝突試験に無事合格しました。Extreme HはFIA公認の電動SUV型バギーによる国際オフロードレースシリーズExtreme E(2024年終了)に続く、燃料電池SUV型バギーを用いた国際オフロードレースシリーズで2025年からの開催を予定しています。。

Extreme Eでは「地球環境の保護に役立つEVの市場浸透を促進する」をビジョンに掲げ、主にアマゾンの熱帯雨林や北極圏などといった極地でレースが開催されていました。Extreme Hでは「「地球環境の保護に役立つFCVの市場浸透を促進する」というビジョンでしょうか?

パイオニア25は「Spark Racing Technology」が設計・製造、「Symbio」が提供する75kWの燃料電池を搭載、最大出力400kW (550馬力)、0-100km/h加速4.5秒、最高速度は約125 mph(200 km/h)、重量約2,200kgです。

パイオニア25にとって次の重要な節目は、タンクとバッテリーパックの耐性試験を実施することです。FCVがこれに合格すれば、今月後半と10月にさらなる走行テストが行われ、年内にチームへの納車を予定しています。

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2025年シーズンは5つの開催地で10ラウンドが予定されています。具体的にはサウジアラビア、イギリス、ドイツ(初開催)、イタリア、アメリカ(シーズンフィナーレ)で具体的な日程と場所は今年後半に発表される予定です。日本は・・・。